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白い新型テスラ ロードスターを前方斜めから見た公式画像

テスラ新型ロードスター。ロケット技術が広げるスポーツカーの夢

白いくさび形のボディ、ゴールドのキャビン、1秒未満の加速を掲げるスラスター。新型テスラ ロードスターの造形とコックピット、吸引ファンの仕組み、空中動作を披露したRocketの魅力を公式写真とともに紹介します。

この記事の目次

低いノーズ、薄いライト、後方へ鋭く伸びる白いボディ。 新型テスラ ロードスターの公式写真には、未来の乗り物を眺める楽しさがあります。 その姿を見てから発表イベントの映像を開くと、今度は車体が地面を離れ、空中で向きを変える光景に出会います。

2017年に次世代モデルの構想を披露したロードスターが、米国時間2026年10月15日の発表で見せたのは、スラスターと吸引ファンを備えたスポーツカーでした。 圧縮空気で加速し、空気の力で路面に吸い付き、さらに空中での姿勢まで制御する。 テスラとSpaceXの技術を組み合わせた一台には、スーパーカーを好きになったときの、性能表を何度も読み返したくなるような魅力があります。

テスラ公式Xの発表映像

白いボディとゴールドのキャビン

新型ロードスターは、低く構えたくさび形のシルエットが印象的です。 車体から浮き出すような細いスポークのホイールと、横一文字のテールランプ。 大きな面で構成されたボディを細部の線が引き締め、斜め前から見ても後ろから見ても、車高の低さが目を引きます。

テスラが「Ano White」と呼ぶ白いボディには、航空宇宙分野の技術から着想を得たと説明する塗装を採用。 ゴールドがかったガラスも、宇宙服のバイザーを思わせる意匠です。 明るい外装と色の付いたキャビンの組み合わせによって、車体の中央にコックピットが埋め込まれているようにも見えます。

普段はボディになじむ空力装置が、走行のために姿を変えるのも見どころです。 可動式のリアウイングを展開した姿からは、造形と機能がつながっていることが伝わってきます。 停まっている姿を眺めたあとに、走り出したときの変化まで想像したくなるデザインです。

ヨークを握って座るコックピット

室内には、白いシートとヨーク型のステアリングが並びます。 中央のタッチスクリーンに加え、前方には小型ディスプレイを配置。 テスラは、ステアリング操作を電気信号で伝えるステアバイワイヤ用にヨークを設計したと説明しています。

シートの側面には、体を支えるためのマイクロスエードを使用。 マグネシウム、チタン、カーボンファイバーといった素材や、固定式の着座位置にも、車体を軽くする設計思想が表れています。 写真では、低いシートを囲むようにセンターコンソールが伸び、運転席に収まる感覚まで想像できます。

新型テスラ ロードスターの2座席とヨーク型ステアリング 白いシートとヨーク型ステアリングを備える2人乗り仕様の室内。Courtesy of Tesla, Inc.

空気を吸い出し、噴射して走る仕組み

ロードスターの走りを特徴付けるのが、車体下から空気を吸い出すファンです。 車体の下の圧力を下げ、路面へ押し付ける力を生み出します。 テスラによると、停止した状態でも、車体を逆さまに保持できるほどの吸引力を発揮する仕組みです。

走行風だけに頼らず、低速からタイヤを路面へ押し付けられるのが、この方式のおもしろさです。 可動式のウイングと組み合わせ、コーナーで車体を安定させる力と、直線で空気抵抗を減らす働きを使い分けます。 アクセルを踏んだときだけでなく、曲がるときにも、この車ならではの技術を感じられそうです。

スラスターは、気体を噴射して推進力を得る装置です。 ロードスターでは圧縮した気体を使い、後方へ噴射することで加速を助けます。 Thrust仕様で掲げる0–60mph(約96.6km/h)加速は、1秒未満。 数字を読むだけでも、その発進がどんな感覚になるのか想像が追い付かないほどです。

Performanceから空中動作に挑むRocketまで

ロードスターには、基本となるPerformanceと、機能を拡張するThrust、Rocketが用意されています。 それぞれの違いを見ると、テスラがこの車で試みようとしていることがわかります。

仕様 座席数 主な特徴
Performance 2人 可動式の空力装置と吸引ファンを搭載
Thrust 2人 後方のスラスターで加速を補助。0–60mph加速1秒未満を掲げる
Rocket 1人 車体周囲にスラスターを配置し、上昇や空中での回転にも対応

Performanceでも吸引ファンと可動式の空力装置を備え、Thrustではそこに噴射による加速が加わります。 そして招待制のRocketは、1人乗りの車体に周囲方向へのスラスターを装備。 前に進むだけでなく、上に動き、空中で姿勢を変えるところまで踏み込んでいます。

発表イベントでは、車列の上に浮上する実演も披露されました。 車の下から噴き出す白い噴流と、地面から離れたタイヤ。 公式写真に収められたその姿は、子どものころに思い描いた未来の車に、具体的な形と仕組みを与えたようです。 なお、Rocketは公道走行不可と案内されています。

発表イベントで車列の上に浮上する新型テスラ ロードスターの実演 車列の上に浮上するロードスター。発表イベントで披露された実演。Courtesy of Tesla, Inc.

仕様の出典:テスラ公式ロードスターページ

価格と登場時期

新型ロードスターの正式な車両価格は、まだ公表されていません。 3000-4000万円くらいになるのではないか、と案内されているようです。 この金額はテスラの発表価格ではなく、正式価格は今後の案内待ちとなります。

Car and Driverの発表イベント報道によると、生産開始予定は2028年。 日本向けの納車時期は未発表で、日本公式ページでは左ハンドル仕様が案内されています。

出典:Car and Driverの発表イベント報道、テスラ日本公式サイト

ガレージに迎えたら、まず低い位置からボディを眺め、ドアを開けてシートに座ってみたい。 ヨークを握り、車体の下で働くファンと、後方に並ぶスラスターを思い浮かべる。 新型ロードスターには、所有する前からそんな時間を楽しませてくれる魅力があります。 実車が走り出す日まで、写真と映像を何度も見返したくなる一台です。

※情報は2026年10月17日時点。

よくある質問

新型ロードスターにはどんな仕様がありますか?

2人乗りのPerformanceとThrust、1人乗りで招待制のRocketが案内されています。Thrustは加速用スラスター、Rocketは空中での動きに対応するスラスターを備えます。

新型ロードスターの価格と登場時期は?

正式価格は未公表です。本記事では3,000万〜4,000万円程度を参考目安としています。報道では生産開始は2028年の予定で、日本向けの納車時期は未発表です。

この記事を書いた人

BEOWNER編集部編集部

クルマを初めて持つ人に向けて、購入、維持、売却の記事を編集部で企画・執筆・確認しています。

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