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20代の任意保険は月いくら?相場と高い理由、安くする方法を年齢別に解説
20代の任意保険の相場を、免許取得後すぐの全年齢補償から26歳以上まで年齢と等級の条件別に示します。なぜ20代は高いのかという仕組み、月いくらかの試算、対人対物を残したまま補償を落とさず安くする方法まで、初めて保険に入る人向けにまとめました。
20代の任意保険の相場は月いくらか
保険料は年齢条件と等級で大きく動きます。同じコンパクトカー、車両保険なしを前提にすると、おおよそ次のようになります。
| 条件 | 年齢条件 | 等級 | 年額の目安 | 月額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 免許取得後すぐ | 全年齢補償 | 6等級 | 15万円前後 | 約1.2万円 |
| 20代前半 | 21歳以上 | 8等級 | 10万円前後 | 約8,000円 |
| 20代後半 | 26歳以上 | 12等級 | 6万円前後 | 約5,000円 |
同じ人でも、乗り続けて等級が上がり、26歳以上の条件を付けられるようになるだけで、数年で保険料は半分近くまで下がります。車両保険を付ける場合は、ここに年3万円から6万円ほど、20代前半では7万円を超えることもある額が上乗せになります。
車種でも保険料は変わります。同じ20代でも、軽自動車なら上の表より1割ほど安く、コンパクトカーが表の基準、SUVやスポーツタイプでは1割から2割高くなるのが目安です。初めての1台を保険料から考えるなら、車両価格が安く修理費も抑えやすい軽自動車やコンパクトカーが無難です。
同じ補償でも、年齢条件と等級で保険料は大きく動く。20代前半の高さは一時的なものだ。
等級は初めての契約では6等級から始まり、無事故なら1年に1等級ずつ上がります。等級が上がるほど割引が大きくなり、6等級の割引はおよそ1割強、最高の20等級ではおよそ6割です。等級ごとの割引率はアクサダイレクト「ノンフリート等級制度とは」などにまとまっています。同じ条件でも、6等級と20等級とでは保険料が半分以下になります。20代のうちは高くても、無事故で乗り続けるほど負担は着実に軽くなります。
なぜ20代の保険料は高いのか
若い運転者の保険料が高いのは、事故を起こす頻度が統計的に高いためです。保険は加入者全体で事故の費用を分け合う仕組みなので、事故率の高い層ほど負担が大きくなります。年齢条件や等級は、この事故率を保険料に反映させるための区切りだと考えると理解しやすくなります。
区切りのなかでも大きいのが年齢条件です。年齢条件の区分や仕組みはSOMPOダイレクト「自動車保険の年齢条件とは」にまとまっています。全年齢補償、21歳以上、26歳以上と段階が上がるたびに保険料は下がり、とくに21歳と26歳の境目で大きく変わります。免許を取ったばかりで全年齢補償にしか入れない時期がもっとも高く、そこを過ぎるだけで負担は一段軽くなります。若さそのものは変えられませんが、事故率が下がる区切りに合わせて条件を見直せば保険料は下がります。
保険料が下がる道筋を事例で見る
20代前半から乗り始めた場合に、保険料がどう下がっていくかを一つの事例で追ってみます。
スタート時(22歳、免許取得後すぐ、コンパクトカー、車両保険なし) 全年齢補償から始めるため、年15万円前後、月1.2万円ほどからのスタートです。ここでネット型を選ぶと、代理店型より年1万円から3万円ほど安くなることがあります。車両保険を付けると年7万円以上が上乗せになり、年22万円を超えることもあるため、本体価格の安い中古車ならまず車両保険なしで組むのが現実的です。
3年後(無事故で9等級前後、21歳以上に切り替え) 年10万円前後まで下がります。無事故で1年に1等級ずつ上がり、年齢条件も21歳以上を付けられるようになるためです。
26歳以降(26歳以上の条件を付けられる) さらに一段下がって年6万円前後になります。同じ車、同じ補償のまま、数年で保険料が半分以下になる計算です。20代前半の高さは一時的なもので、無事故で乗り続けることがいちばんの節約になります。
車両保険を付けるか外すか
20代で保険料に最も効くのが、車両保険を付けるかどうかです。車両保険は自分の車の修理や買い替えに備える補償で、20代前半では年7万円以上、車両保険なしの保険料に匹敵する額が上乗せになります。ここを付けるか外すかで、年間の負担は大きく変わります。
判断の目安は、その車が全損しても自費で買い直せるかどうかです。数十万円で買った中古車なら、外して浮いた保険料を修理や次の車の資金に回すほうが合理的なことが多くなります。一方、ローンで買った新しい車や、事故で動けなくなると生活に困る車では、付けておく価値があります。付ける場合も、単独事故を対象から外す限定タイプを選べば保険料を抑えられます。
補償を落とさずに安くする方法
まず効くのは、複数社で見積もりを取ることです。補償の中身が同じでも、会社によって年1万円から3万円は変わります。ネット型の保険は代理店型より安くなる傾向があるので、比較の対象に必ず入れてください。次に、年間走行距離が短い人は、距離が短いほど安くなる区分を選ぶと下がります。
補償が同じでも会社によって年1万〜3万円変わる。ネット型も必ず比較に入れる。
補償を削って下げるときは順番が大事です。優先度の高い順に整理すると、次のようになります。
- 対人賠償と対物賠償: 事故の相手への補償で、金額が青天井になりえます。どちらも無制限のまま残すのが基本で、ここは削りません。
- 人身傷害や搭乗者傷害: 自分と同乗者のけがへの補償です。金額を調整する余地はありますが、削りすぎると自分の治療費が持ち出しになります。
- 車両保険: 付けるか外すかは前の見出しのとおりで、外せば保険料を大きく下げられます。本体価格の安い中古車なら現実的な選択肢です。
このほかにも、使える割引はひととおり確認してください。運転する人を本人や家族に限定する運転者限定、親などがゴールド免許なら適用されるゴールド免許割引、世帯の2台目を安い等級条件で始められるセカンドカー割引などがあります。とくに20代前半では、親が乗っている等級の高い車を自分名義の契約に引き継ぎ、親が新たに入り直すと、世帯全体の保険料が下がる場合があります。維持費全体のなかでの保険の位置づけは車の維持費は年間いくらを、条件を変えた試算は維持費シミュレーターを使ってください。軽自動車で考えている人は軽自動車の維持費は年間いくらも、初めての契約で用意するものは初めてのマイカー準備もあわせてどうぞ。
参考資料
よくある質問
20代の任意保険は月いくらが相場ですか?
車両保険なしのコンパクトカーで、免許取得後すぐの全年齢補償なら月1.2万円前後、21歳以上で月8,000円前後、26歳以上で月5,000円前後が目安です。等級が上がるほど下がります。
なぜ20代前半は特に保険料が高いのですか?
運転経験が浅く、統計的に事故率が高いためです。保険は事故の費用を加入者で分け合う仕組みなので、事故率の高い層ほど負担が大きくなります。21歳と26歳の区切りで大きく下がります。
20代でも保険料を安くする方法はありますか?
複数社の見積もりでネット型を比べると年1万円から3万円下がります。走行距離が短い区分を選ぶ、本体価格の安い中古車なら車両保険を外す、親の等級を引き継ぐといった方法も有効です。対人賠償と対物賠償は無制限で残してください。
車両保険は付けたほうがよいですか?
20代前半では年7万円以上の上乗せになることが多く、本体価格の安い中古車なら外す判断も現実的です。ローンで買った新しい車や、修理費を自分で用意しにくい場合は付ける価値があります。