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車の維持費は年間いくら?軽・コンパクト・SUVを実額で比較

車の維持費は年間いくら、月いくらか。税金や保険、車検、燃料、駐車場、タイヤなど費目の内訳と、軽自動車、コンパクト、SUVのタイプ別実額、暮らし方別の3事例、下げ方までまとめました。

住宅街の路肩に停まったコンパクトカーを歩道から見た朝の風景

車を持つと、税金や保険、ガソリン代など、本体価格とは別のお金が毎年かかります。車の維持費が年間いくらか、月にするといくらかを、費目ごとの内訳とタイプ別の実額で示します。さらに、暮らし方の違う3つの事例と、維持費を下げる具体的な方法までまとめます。金額はすべて2026年時点の目安で、車種や地域、乗り方で上下します。

車の維持費の内訳。何にいくらかかるのか

車の維持費は、大きく次の費目に分かれます。毎年かかるものと、車検のときにまとめて出ていくものがあります。

  • 税金:毎年の自動車税(軽自動車税)と、車検時に払う自動車重量税。排気量と車重で決まります。
  • 自賠責保険:車検時にまとめて払う強制保険。2年で軽17,540円、普通車17,650円が目安です。
  • 任意保険:加入は任意ですが、対人と対物は無制限で入るのが基本です。年齢と等級で大きく変わります。
  • 車検と整備:2年ごとの点検と、交換が必要になった部品の費用です。
  • 燃料費:走った分だけ増えます。実燃費とガソリン単価で決まります。
  • 駐車場代:月極を借りるなら、維持費のなかで最も地域差が大きい費目です。
  • 消耗品とメンテ:タイヤ、オイル、バッテリーなど、車検以外で交換するものです。

このうち、自動車税と重量税、自賠責は選んだ車でほぼ固定されます。あとから下げられるのは、主に任意保険と燃料費、そして駐車場です。

現代的な車が並ぶ月極駐車場 駐車場代は維持費のなかで最も地域差が大きい費目。都市部では最大項目になりやすい。

タイプ別の年間維持費の目安(軽自動車、コンパクト、SUV)

年1万km走る人を前提に、タイプ別の費目を並べると次のようになります。燃料は実燃費(カタログ値の8割が目安)とレギュラー170円/L(2026年7月時点の全国平均に近い水準)で試算しています。

費目 軽自動車 コンパクトカー SUV
自動車税(年) 10,800円 30,500円 36,000円
重量税(年換算) 3,300円 12,300円 16,400円
自賠責(年換算) 8,800円 8,800円 8,800円
任意保険(年) 55,000円 65,000円 75,000円
車検と整備(年換算) 30,000円 35,000円 40,000円
燃料費(年) 77,000円 94,000円 121,000円
消耗品とメンテ(年) 15,000円 18,000円 22,000円
小計(駐車場を除く) 約20万円 約26万円 約32万円
駐車場(月8,000円) 96,000円 96,000円 96,000円
合計 約30万円 約36万円 約42万円

軽自動車税10,800円は2015年4月1日以降に最初の新規検査を受けた車両、コンパクトカー30,500円とSUV36,000円は2019年10月1日以降に新規登録した場合の税額です。重量税はエコカー減税の適用がない場合の本則税率で試算しています。低燃費車は減税で実際の負担が下がることがあります。任意保険は初めての契約(6等級)、26歳以上、車両保険なしの目安です。コンパクトカーはガソリン車を想定しており、ハイブリッドなら燃料費は年2万円から3万円下がります。

事例で見る年間維持費。暮らし方で月1.5万円から5万円まで

同じ「車の維持費」でも、車種と走行距離、駐車場で結果は大きく変わります。暮らし方の違う3つの事例で見てみます。

事例1 地方で軽自動車、通勤がメイン(持ち家の駐車場) 30代で地方都市に住み、通勤で年8,000km走ります。持ち家で駐車場代はかかりません。税金と保険で約7.8万円、車検と整備で3万円、燃料は約6.2万円、消耗品1.5万円で、年間およそ18.5万円。月にすると約1.5万円です。駐車場代がかからない分、維持費は最も軽く収まります。

事例2 郊外でコンパクトハイブリッド、家族の買い物(月極8,000円) コンパクトのハイブリッドで年1万km、月極駐車場は月8,000円です。実燃費28km/Lで燃料は約6.1万円に抑えられますが、駐車場が年9.6万円乗ります。合計はおよそ31万円で、月に約2.6万円。燃料を抑えても、駐車場が効いてくる典型例です。

事例3 都市近郊でSUV、週末レジャー(月極2万円) SUVで年1.2万km、都市近郊で月極は月2万円です。燃料は実燃費14km/Lで約14.6万円、駐車場は年24万円にのぼります。合計はおよそ58万円で、月に約4.9万円。車種と駐車場が重なると、維持費は軽自動車の3倍以上になります。

この3つを見ると、維持費を左右するのは車種そのものより、走行距離と駐車場だと分かります。自分の条件で試したいときは維持費シミュレーターで数字を出してみてください。

見落としがちな費目。タイヤと消耗品

維持費の試算で忘れられがちなのが、タイヤと消耗品です。ここは車検の年以外にもじわじわかかります。

タイヤは4本で軽自動車が3万円から6万円、普通車が5万円から12万円が目安です(本体代が総額の7割から8割)。寿命は4年から5年、または走行3万kmから5万kmが交換の目安なので、5年乗るうちに一度は4本の交換が来ると見ておくと安心です。

整備工場で新品タイヤを運ぶ整備士 タイヤは4〜5年で一度の交換を見込む。軽で3万〜6万円、普通車で5万〜12万円が目安。

エンジンオイルは半年から1年ごと、または3,000kmから5,000kmごとに交換し、部品と工賃で1回5,000円から1万円ほどかかります。バッテリーは3年前後で交換となり、数千円から、高性能なもので数万円です。ワイパーゴムやブレーキオイル、冷却水も定期的に交換が要ります。これらをならすと、年1.5万円から2万円ほどを消耗品とメンテとして見ておくのが現実的です。

新車と中古で維持費はどう変わるか

維持費は、新車か中古かでも変わります。中古で年式の古い車は、初度登録から13年を超えると自動車税と重量税が重くなります。ガソリン車の自動車税は普通車で約15%、軽自動車で約20%上がり、重量税はさらに大きく上がるため、古い車ほど税負担が増えます。

また、年式が古く走行距離が多い車は、車検のたびに交換部品が増えやすく、整備費用がかさみます。本体が安く買えても、維持費で差が縮まることがあるので、中古を選ぶときは車両価格だけでなく、買った後の整備費まで見て判断すると失敗しにくくなります。中古選びの勘所は失敗しない中古車の選び方にまとめました。

維持費を下げる現実的な方法

固定されている税金は動かせませんが、下げられる費目もあります。

まず効くのが任意保険です。補償が同じでも会社によって年1万円から3万円は変わるため、一度は複数社で見積もりを取る価値があります。ネット型は代理店型より安くなる傾向です。20代の相場と等級の仕組みは任意保険の相場にまとめました。

次に燃料費です。実燃費のよい車を選べば、年1万km走る人で軽自動車とSUVでは燃料代が年6万円以上変わります。車を選ぶ段階で実燃費まで見ておくと、後の負担が変わります。タイヤは、指定サイズのなかで価格と性能のバランスを見て選ぶと、4本で数万円の差が出ます。車検は、ディーラーだけでなく民間の整備工場や車検専門店で見積もりを比べると、整備費用を抑えられます。費目ごとの内訳は車検費用の内訳を参考にしてください。

最後に駐車場です。都市部では維持費の最大項目になりやすく、少し離れた区画を選ぶだけで月数千円下がることもあります。軽自動車で維持費全体を抑えたい人は軽自動車の維持費もあわせてどうぞ。

参考資料

よくある質問

車の維持費は月いくらですか?

軽自動車で月1.5万円から2万円、コンパクトカーで月2.5万円から3万円、SUVで月3万円から5万円が目安です(駐車場込み)。走行距離と駐車場代で大きく変わります。

車の維持費で一番高い費目は何ですか?

都市部では駐車場代が最大になりがちです。地方では燃料費と任意保険が上位で、車種と走行距離で順位が変わります。

軽自動車の維持費は普通車よりどれくらい安いですか?

税金と保険で年5万円前後の差が目安です。燃料や車検も含めると、乗り方次第で年5万円から10万円ほど変わります。

車の維持費を安く抑えるには?

任意保険を複数社で見積もる、実燃費のよい車を選ぶ、車検の店を比べる、駐車場を見直すのが効きます。固定の税金以外は下げる余地があります。

この記事を書いた人

BEOWNER編集部編集部

クルマを初めて持つ人に向けて、購入、維持、売却の記事を編集部で企画・執筆・確認しています。