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モデル3かモデルYか?価格差と使い方で決めるテスラの選び方

モデル3とモデルYの価格差は27.4万円、RWDからロングレンジAWDへの差は約90万円。乗員と荷物、長距離移動、充電環境から、おすすめのモデルとグレード、購入を見送る条件を5つのケースと図で示します。

都会の展示スペースで電動セダンとSUVを見比べる二人(AI生成イメージ)
AI生成イメージ(実車写真ではありません)

テスラを選ぶとき、モデル3とモデルYの違いに目が向きます。 ところが価格を並べると、もう一つの迷いどころが見えてきます。 2026年9月6日の掲載価格では、モデル3のRWDからモデルYのRWDへ替える差額は27万4,000円ですが、同じモデル3でRWDからロングレンジAWDへ替える差額は90万6,000円です。

つまり、車体をセダンからSUVへ替えるのか、同じ車体で航続距離と駆動方式に予算を使うのかが、テスラ選びの中心です。 価格だけで決めると、荷物には困らないのに大きな車を選んだり、普段は近距離なのに上位グレードへ約90万円を足したりすることになります。

この記事では、まず価格差を整理し、乗員と荷物、長距離移動、充電環境の順に候補を絞ります。 最後に5つのモデルケースで、おすすめの一台と購入を見送る条件まで示します。

1. 価格差を見ると、モデルとグレードの優先順位が分かる

2026年9月6日にTesla公式サイトで確認した車両価格は次のとおりです。 オプション、登録諸費用、充電設備の工事費を加える前の金額で、補助金も差し引いていません。

モデルとグレード 掲載車両価格 モデル3 RWDとの差
モデル3 Premium RWD 531万3,000円〜 基準
モデルY Premium RWD 558万7,000円〜 27万4,000円
モデル3 Premium ロングレンジAWD 621万9,000円〜 90万6,000円
モデルY Premium ロングレンジAWD 647万6,000円〜 116万3,000円
モデル3 Performance 725万9,000円〜 194万6,000円
モデルY L 749万円〜 217万7,000円

出典:Teslaの価格と補助金の案内。 価格や注文条件は変わるため、最終的な金額は注文時の見積もりで確認してください。

図1 モデル3 RWDを基準にすると、どこに予算を使うかが見える
モデル3 RWD 531.3万円
モデルY RWD 558.7万円 +27.4万円
モデル3 ロングレンジAWD 621.9万円 +90.6万円
モデルY ロングレンジAWD 647.6万円 +116.3万円
モデル3 Performance 725.9万円 +194.6万円
モデルY L 749.0万円 +217.7万円

棒の横幅は749万円を100%とした車両価格。差額はモデル3 Premium RWDとの単純比較です。

モデル3のロングレンジAWDを検討できる予算があるなら、63万2,000円安いモデルYのRWDも候補になります。 この二台で迷うときは、航続距離を優先するのか、SUVの荷室と乗り降りのしやすさを優先するのかを決めれば、予算の使い道がはっきりします。

国のCEV補助金や自治体の制度には対象車両、登録時期、申請期限などの条件があります。 補助金を受け取る前の支払額も用意できるように予算を組み、最新条件は次世代自動車振興センターで確認してください。

2. セダンで困らない人にはモデル3、荷物と乗降を優先する人にはモデルY

1〜2人で乗り、荷物がトランクに収まるならモデル3

通勤や週末のドライブが中心で、普段の乗員が1〜2人なら、モデル3から選ぶのがおすすめです。 モデルYより27万4,000円低いRWDを起点にでき、同じ予算なら充電設備や保険、必要なオプションへ回せます。

モデル3が向くのは、セダンの低い着座位置が好みで、旅行バッグなどがトランクの開口部を通る人です。 後席に大人を頻繁に乗せる場合や、大きな荷物を立てたまま積みたい場合は、購入前に実車で確認してください。 普段の荷物が問題なく収まり、後席の乗り降りにも不満がなければ、モデル3が第一候補です。

子どもとの移動や大きな荷物が多いならモデルY

チャイルドシートを使う人、ベビーカーや背の高い荷物を積む人には、モデルYをすすめます。 RWD同士の差額は27万4,000円なので、荷物の積みやすさと乗降のしやすさを日常的に使うなら、払う理由を作りやすい差額です。

一方、SUVらしい形が好きという理由だけで選ぶと、駐車場で持て余すことがあります。 車体が枠に収まるだけでなく、ドアを開ける余地、充電ケーブルを接続する場所、機械式駐車場の重量制限まで通るなら、モデルYが買いです。

候補車の基本情報は、モデル3のカタログモデルYのカタログモデルY Lのカタログにまとめています。

後席を起こしたSUVの荷室でベビーカーと旅行バッグの収まりを確かめる二人(AI生成イメージ) 荷物は、後席に人が乗る状態で積めるかを確かめます。(AI生成イメージ。実車の荷室容量や積載例を示すものではありません)

6人で定期的に乗る家庭にはモデルY L

モデルY Lは、2026年4月に日本で注文受付が始まった3列6人乗りです。 2列目に独立したキャプテンシートを備え、通常のモデルYより車体が長くなっています。Tesla JapanのモデルY L発表

6人で定期的に移動し、全席を使った状態の荷室にも必要な荷物が収まる家庭にはモデルY Lをすすめます。 6人乗車が年に数回だけなら、モデルY RWDとの差190万3,000円を払うより、必要な日に別の移動手段を使う方が購入費を抑えられます。 3列目へ実際に人が乗り降りでき、駐車場にも収まることが購入条件です。

3. 迷ったらRWD。長距離ルートに具体的な効果がある人だけロングレンジAWD

モデル3とモデルYは、RWDを基本候補にするのがおすすめです。 自宅で充電でき、日常の移動が中心なら、約89万〜91万円をロングレンジAWDへ追加するより、その予算を充電設備や保険、旅行中の充電費用に残せます。

ロングレンジAWDをすすめるのは、長距離移動を繰り返し、よく走る経路で充電回数や到着時の余裕に具体的な差が出る人です。 たとえば帰省ルートをTeslaの経路検索で比べ、RWDでは必要になる充電がロングレンジAWDなら減る、その違いを毎月使うという人には、追加予算を払う意味があります。

モデル3の公式ページに大きく掲載されている766kmは、Premium ロングレンジの国土交通省審査値です。 RWDの価格で同じ航続距離が得られるという意味ではありません。 実際に走れる距離は速度や気温、天候などで変わるため、審査値いっぱいまで走る計画にもできません。Teslaのモデル3案内

具体的なルートで差を説明できない人には、ロングレンジAWDをすすめません。 Performanceはさらに走行性能を求めるグレードです。 航続距離の安心だけが目的なら、先にロングレンジAWDと比較し、Performanceの性能を使いたい人だけ選ぶのが妥当です。

4. 充電先が生活に組み込めないなら、モデルを決めても買わない

テスラには、自宅や職場での充電、スーパーチャージャー、ホテルなどの目的地にある充電設備を使う選択肢があります。 公共の充電設備では、車両との対応や必要なアダプターも確認してください。Teslaの充電案内

自宅で充電できる人には、テスラを積極的にすすめられます。 帰宅後の駐車時間を充電に使えるため、上位グレードで航続距離を増やさなくても、日常の残量を戻しやすいからです。 車両の見積もりと同時に、設置場所と工事費を確認してください。

自宅充電がない場合でも、職場や毎週使う施設で充電でき、利用できない日の代替先がある人なら購入候補になります。 ただし、充電だけのために毎週1回、往復30分の寄り道をするなら、4週間で移動だけに2時間かかります。 充電と待ち時間は別です。 この負担を日常に組み込めず、代替先も決まらないなら、ロングレンジAWDを選んでも購入は見送りです。

駐車場では全長、全幅、全高、重量制限を照合します。 ミラーを格納したときの幅、ドアを開ける余地、充電口までケーブルが届くかも含めて適合することが必要です。

住宅の駐車スペースで電気自動車を充電する様子(AI生成イメージ) 駐車スペースでは、車体の収まりと充電ケーブルをつなぐ位置を一緒に確認します。(AI生成イメージ。実在車両や設備の仕様を示すものではありません)

5. 5つのモデルケースでおすすめを決める

ここまでの価格、乗員と荷物、長距離移動、充電環境を5つのケースに当てはめます。 生活条件は仮定ですが、価格は2026年9月6日の公式掲載額です。

図2 この使い方なら、このモデルから選ぶ
CASE A
1〜2人、日常中心

自宅充電あり
荷物はトランクに収まる

モデル3 RWD

531.3万円〜。迷ったときの基本候補。

CASE B
子どもと荷物を乗せる

自宅充電あり
ベビーカーを日常的に積む

モデルY RWD

558.7万円〜。車体への差額27.4万円を使う。

CASE C
長距離移動を繰り返す

1〜2人中心
ルート比較で充電回数に差が出る

モデル3 ロングレンジAWD

621.9万円〜。具体的な経路で効果がある人向け。

CASE D
6人で定期的に移動

3列目を日常的に使う
全席使用時も荷物が収まる

モデルY L

749万円〜。6人乗車が一時的なら優先しない。

CASE E
充電先が決まらない

自宅充電なし
職場や生活動線にも確実な充電先がない

購入を見送る

上位グレードにしても日常の充電負担は残る。

各ケースは選び方を示す仮定で、実在オーナーの体験談ではありません。

ケースAなら、モデル3 RWDが買いです。 モデルYとの差額27万4,000円を払っても日常の使い勝手が増えないため、購入後の費用に予算を残せます。

ケースBなら、モデルY RWDをすすめます。 後席に人を乗せたまま普段の荷物を積めることを実車で確認し、駐車場にも収まれば、モデル3から車体へ予算を上げる理由があります。

ケースCでは、よく走るルートで充電計画に明確な差が出るならモデル3 ロングレンジAWDです。 荷物のためにSUVが必要なら、25万7,000円を加えたモデルY ロングレンジAWDへ変更します。

ケースDで6人乗車を定期的に行うならモデルY Lです。 一方、ケースEはどのモデルもすすめません。 充電先を確保してから購入検討を再開するのが、このケースの結論です。

6. 試乗と注文前に、推薦の前提を確かめる

試乗には、普段一緒に乗る人と、よく積む荷物を持ち込みます。 次の項目を確認し、記事で選んだ候補が実生活でも成立するかを確かめてください。

  • 駐車枠への収まり、ドアの開き方、前後の見切り
  • 後席への乗り降り、チャイルドシートの操作、全員が乗った状態の荷室
  • シフト、空調、回生による減速感など毎回使う操作
  • よく走る長距離ルートの充電計画と、使えない場合の代替拠点
  • 充電設備の工事費、保険、オプション、登録諸費用を含む購入予算
  • 購入後のサービス拠点と保証条件

基本車両保証は4年または8万kmの早い方が目安ですが、バッテリーとドライブユニットには別の保証条件があります。 購入する車両に適用される条件は、注文時の保証書類で確認してください。Teslaの車両保証

価格差から一台を決めるなら、基本はモデル3 RWD、荷物と乗降に27万4,000円を使うならモデルY RWDです。 ロングレンジAWDは、具体的な長距離ルートで約90万円の効果を説明できる人に向きます。 6人で定期的に乗るならモデルY L、充電先が生活に組み込めないなら購入を見送る。 この順番で選べば、上位モデルという理由だけで予算を足さず、自分が毎日使う価値にお金を使えます。

よくある質問

自宅充電なしでも購入できますか?

職場や普段使う施設で確実に充電でき、利用できない日の代替先もある人なら購入候補になります。充電だけの外出を日常に組み込めず、代替先も決まらない場合は、グレードを上げる前に購入を見送るのがおすすめです。

中古のテスラも同じ選び方でよいですか?

モデルとグレードを絞る考え方は共通です。中古車では年式ごとの仕様、個体の状態、保証の残期間を追加で確認します。Teslaの認定中古車と一般販売店の車両では保証条件が異なる場合があります。

モデル3とモデルYで最後まで迷ったら?

普段の乗員と荷物を載せ、同じRWDで試乗してください。モデル3で困らなければモデル3、荷物や乗降で日常的な差が出るならモデルYがおすすめです。

この記事を書いた人

BEOWNER編集部編集部

クルマを初めて持つ人に向けて、購入、維持、売却の記事を編集部で企画・執筆・確認しています。